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FRED バージョン 21.42.0 のリリース
FRED新機能の概要
- FREDmpc、FRED Optimumは、最大127スレッドまでのCPUマルチスレッドを使用した解析を実行することが可能になりました。
- RAMに保存される光線本数設定について、設定可能なRAM容量の制限がなくなり、ユーザーが使用するRAM容量のすべてを設定に使用することが可能となりました、
※2TB RAM使用時一例
- ”Advanced Raytrace” と ”Ray Manipulation Utilities” に“Compress ray buffer” 機能が追加され、計算に不要な光線を圧縮しデータ容量を減らして解析処理作業の速度を向上させることが可能となりました
- 新しいカラーチャートスタイル "Turbo "は、フォルスカラー分析において、より詳細なレンダリングを表現することが可能となりました。
FREDMPC (GPU レイトレースおよび解析)
- 最新のNVIDIA社ライブラリデータと GPUデバイスへの対応のために GPUプログラムコードが 更新されました。
- レンズタイプ “ideal lens”(理想レンズ)がMPC計算でサポートされるようになりました。
- すべてのdiffraction grating(回折格子)およびdiffraction efficiency(回折効率)タイプ の設定がMPCでサポートされるようになりました。
- Detector Entityのray selection filtering(光線選択フィルタリング)がMPCでサポート されるようになりました。
※Detector Entity CalcTiming の設定 "At Trace End" または "During Trace" のいずれの 設定でも計算に適用されます。
- MPCの計算において、single precision(32ビット)とdouble precision(64ビット)の 選択が可能となり、計算有効桁数(浮動小数点数)を多くし、複雑な計算モデルにたいして、より高精度な結果を得ることが可能になりました。
-トップメニューのツールバーに”MPC”が追加されました。