ブログ記事
Coherent Field Summation (FREDmpc解析機能追加)
FREDの新しいバージョン19.40は、使いやすさと計算機能を更に向上させる拡張機能を追加しました。
Licensing (Option機能)
FREDは今までのUSBキーによる管理のみのライセンス対応から、PC依存のソフトキーによるフローティングライセンス及びマルチユーザーネットワークライセンスを管理するライセンスの監視並びに管理ツールの提供が可能となりました。
これにより、ライセンス管理者をUSBの紛失や破損などのリスクから解放し、より効率的なライセンス管理システムを構築する事が可能となります。
Coherent Field Summation (FREDmpc解析機能追加)
コヒーレント解析機能 (coherent Irradiance, Scalar Field 他) の解析・計算がGPUによる超高速計算が可能になりました。
大量の光線本数とより多く分割されたピクセルでの計算をFREDmpcのGPU計算機能で行うことが可能となり、従来のCPUでの計算より10倍以上計算速度を上げることが可能となります。この機能は、「Single-Precision mode(高速計算モード)」又は「Double-Precision mode(高精度計算モード)」に対応します。
Updated Glass Catalogs (最新のガラス材料カタログデータへの更新)
CDGM (2019年4月)、Heraeus (2019年8月)、Hikari (2018年9月)、Schott RadHard (2016年7月)、Hoya (2019年12月) 、NHG (2018年8月)、Ohara (2020年3月)、Schott (2019年1月)、Sumita (バージョン11.01.0)。
Movie and Image Export (動画及び画像のエクスポート機能拡張)
計算後の解析結果を選択し、.mp4又は.wmvの動画ファイル、又は画像ファイル(.bmp、.jpeg、.gif、.tiff)に解析画像を作成・保存する機能が追加されました。
Multi-slice ARNs (解析結果の管理フォルダー機能の追加)
今まで計算ごとに個別に保存されていた複数の解析結果を、Analysis Results内で任意の結果を複数選択後、管理フォルダーを作成してデータを一つに纏める事が可能となりました。
Analysis results functions (解析結果編集機能追加)
- 解析結果をFITSフォーマットの形式で保存する事が可能となりました。
- 今まで制限の有った解析結果のマージ機能を無制限としました。
- 光路差 (OPD) と波面データ (Wavefront) の数値データを保存することが可能となりました
- 「Fit to View」機能による3Dモデル画面を中心に表示する機能の追加
Others (その他)
- Volume Hologram diffraction (体積ホログラム回折) 計算機能の向上
- Optimize (最適化機能) の「改善前・後の比較データ」機能の追加
- CODEVレンズファイルのインポート機能の向上